DOS、Windows、UNIX間でのファイルとプリンタの共有

 Windowsマシン間のファイルとプリンタの共有はたくさんのサイトで説明があります。 ここではDOSも含めたWindows/Unix上での、ファイル、プリンタの共有を書いていきたいと思います。  

DOSとWindows間でのファイルプリンタの共有

 まずDOSと、Windows間でファイルやプリンタを共有するには、DOSにはLanManagerというソフトを利用します。これはPC98用と、AT互換機用の2種類があります。これを利用すれば、Windows上のファイル、プリンタを利用することができます。また、後で書きますが、Unix上のファイル、プリンタも共有するときもDOSにはLanManagerが必要となります。 ですが、Windows上には特にソフトは必要ありません。

ファイルの共有にすいて、具体的に書きますと、例えばWindowsの c:\work\ を、DOSのd:などからみることができます。つまりd:で
d:\>dir
と実行すると、Windows上のc:\workのファイルの一覧が出てきます。 もちろん、Windows上のファイルをDOSから編集できます。私は、dmでの編集、baseでの点字編集ができました。つまり、 c:\workのなかのテキストファイルや、*.bseのファイルを読み書きすることができるのです。一太郎、Lotus、他のDOSアプリケーションでも問題ないと思います。 また辞書などの大きなデータファイルをWindows上に置くことで、DOSから辞書を引くことができます。つまり数台のDOSマシンから、Windows上の辞書を共有できます。私は、DOS上で、vegaを利用して、広辞苑第5版、ランダムハウス英和辞典を利用しました。

次にプリンタの共有ですが、Windowsに繋がれたプリンタを利用して、DOSからの印刷ができます。私は、DOS上のvegaからのテキストファイルの印刷、LaTeXの*.dviファイルの印刷ができました。私は一太郎等を持っていませんので確認できないのですが、この*.dviというファイルは、テキストファイルではなく、一種の画像のようなものです。つまりテキスト以外も問題なく印刷できているので、他のソフトでも問題ないでしょう。

上の説明でお分かりのように、DOS同士での接続はできません。Windowsをサーバにし、DOSからアクセスするということになります。DOSマシンがクライアントになるわけです。しかしDOSマシンはサーバにはなれません。 ですが、サーバになっているWindowsマシンは同時にクライアントにもなれます。つまり通常通りの利用が可能です。 まあDOS同士で利用したければ、DOSマシンを複数Windowsマシンにハブで繋いで、c:\work等をお互いに利用すれば良いだけなので、ほとんど問題ないでしょう。

さて、LanManagerの入手方法なんですが、AT互換機用はマイクロソフトのftpサイトから無料でDownloadできます。 ftp://ftp.microsoft.com/bussys/Clients/LANMAN/DSK3-1.EXE
ftp://ftp.microsoft.com/bussys/Clients/LANMAN/DSK3-2.EXE
ftp://ftp.microsoft.com/bussys/Clients/LANMAN/DSK3-3.EXE
ftp://ftp.microsoft.com/bussys/Clients/LANMAN/DSK3-4.EXE
の4ファイルが必要です。 でも、肝心のPC98シリーズに対応したものはWindows NT 4.0 のサーバ版(ワークステーション版ではありません)の4枚目のCD-ROMの\CLIENTS\LANMAN\DOS_NEC\DISKS\の下の、disk1からdisk6までがPC98版です。実際には、この中でdisk1からdisk4まで使用します。で、このCD-ROMなんですが、すでにNTのサポートは終了しています。ここでこのように書いて良いかは分かりませんが、Yahooオークションでは、\8000前後でよく出ています。これらを手にいれるしかないようです。単体では見つかりませんでした。

さて、Windows側での設定ですが、詳しい方法は、本誌の2002/03の特集のなかの、「ネットワークの設定でLan構築」に詳細に書かれていますので、これを参考にしてください。またたくさんの解説がネット上にもあります。 ここでは簡単に書きます。

1. Windows同士、またはLanManagerを利用してでのDOSとWindowsでのLanの構築には、NetBUIを利用するのがてっとりばやいでしょう。また、こちらの方がパフォーマンスも良いようです。でも、UNIXをサーバにして、UNIX上のファイルをWindowsあるいは、DOSから共有するとなると、NetBUIでは不可能です。この場合はTCP/IPを利用します。また、Windows2000をサーバにした場合も、TCP/IPのほうがよいようです。と言うことで、簡易なLAN構築には、NetBUIがよいでしょう。今回もNetBUIを利用します。ただ、サーバの安定性を求めるのでしたら、やはりUNIXをファイルあるいは、プリンタサーバにするのが良いでしょう。来月からはこの話題になります。

2. まず、コントロールパネルの、ネットワークのなかに、Netbuiと、マイクロソフトネットワーク共有サービスなどがはいっているでしょうか? 例えば、 NetBUI -> Allied Telesis と言うように、ご自分の利用しているLanボードあるいはカードのメーカー名で、NetBUIが入っていますか? なければインストールしてください。

3. ネットワークの設定まで、タブキーで移動します。そして、左右の矢印キーで、「識別情報」までいどうします。そして、タブキーで移動して、コンピュータ名、ワークグループ名などを入れてください。なんでもよいです。私は、コンピュータ名にはkatsuaki、ワークグループには、mygroupと入れました。なんでも良いと言っても、コンピュータ名の場合は、名前なので他のコンピュータで使用してないものを使ってください。ワークグループは、すでにWindowsでLANが組まれていれば、同じものにしなければなりません。これは、LANで共通なものにします。

4. マイクロソフト共有サービスにカーソルを合わせます。そして、タブキーでプロパティまで移動してエンターです。ここで「LMアナウンス」がyesになっていることを確認して下さい。noになっていたら、左右の矢印キーでyesにしてください。これでオーケーです。

5. マイコンピュータを開きます。そして、DOSと共有したいディレクトリを選んでください。ぼくの場合はc:\workにしましたが、これを選びます。altキーでメニューを選びます。そして、下矢印キーで、「共有」を選びます。そして、タブキー等で、「フルアクセス」を選びましょう。

というように、Windows側を設定しておきます。詳しくは、上に紹介した記事を読んでください。

では、PC98にLanManagerをインストールします。インストールは非常に簡単です。上のCD-ROMから、disk1から、disk6までをフロッピーにコピーしてください。でも、実際にはdisk3までしか利用しません。また、お使いの、Lanボードのドライバディスクも用意してください。もしなくしてしまった場合は、メーカのWebにほとんどの場合は、あがっています。ダウンロードしてきてください。Allied Telesisの場合は、ほとんど全て、ダウンロード可能だと思いました。 では、disk1をドライブに入れて、setupと入力してください。

1. 最初の画面では、インストールを続ける前に、以下のことを読んでください。みたいなメッセージが出ていますので、ここは適当に読んでエンターです。

2. 次は、インストールのときのキーボードの利用方法が書いてあります。タブキーを使えと書いてありますが、上下の移動は、上下矢印、左右の移動には、左右矢印がこちらでは利用できました。ここもエンターです。

3. 次は、インストールもと、インストール先のドライブ名、ディレクトリ名が出ています。ぼくの場合は、フロッピーがd:、インストール先はa:\lanman.dosと表示されました。これもとくに変更の必要はないでしょう。ここもエンターです。

4. 次に、「警告」となにやら出てきますが、これはautoexec.batのpathの長さが、127文字を越えていると、Lanmanagerのpathが追加しても有効にはならないがだいじょうぶかと聞いています。DOSではpathの長さが、決まっています。ちなみにぼくはpathの長さが、かなり長くなっているので、足りなくなってしまいました。pathを長くするためにxsetと言うものを使っています。まあ、これも通常は問題にならないと思います。ここでエンターです。

5. 次になにをインストールするかと聞いています。Lanmanagerには拡張版と、基本版があるようです。ここでは拡張版をインストールしますが、最初から矢印がここにあるので、なにもしないでエンターです。

6. フロッピードライブが動き始めます。すると、次にネットワークアダプタ、つまりネットワークボードの設定が出ています。ここに出ている一覧は古いので、右矢印キーで、「その他のドライバ」を選んでください。そしてエンターです。

7. ここでお使いのネットワークボードのドライバフロッピーを入れてエンターです。すると、お使いのボード名がでてくると思います。ここで再びエンターです。

8. ドライバの選択画面になります。ここではMS NetBUIを選びますので、下矢印キーを一つ下げて、スペースキーを押してマークを付けてください。[ ] が、[x]となるのでマークが付いたことが分かります。そしてエンターです。

9. 次に、いままで選んできたものが、確認のため表示されます。LANボード名、MS NetBUIを選んだことが出ています。ここでエンターです。

10. ワークステーションの設定と言うものが出てきます。まあ、いまインストールしているPCの設定と言うことです。ここでは、上から、コンピュータ名、ユーザ名、ドメイン名と言うように出ています。ぼくの場合は、コンピュータ名にはPC98、ユーザ名にはkatsuakiを入れました。コンピュータ名は、他といっしょにならなければよいでしょう。後、ドメイン名なんですが、ここで言っているドメイン名とは、インターネットで使っているドメイン名とはまったく違うものです。個々で言っているドメイン名は、しばしばNTドメインとか、呼ばれているもので、ワークグループのことです。ですから、ここにはWindowsのパソコンと同じmygroupと入力しなければいけません。後の項目は必要ありません。これらの記入が終わったらエンターです。

11. インストールが始まって、2枚目、3枚目のフロッピーを入れろと言われるので、指示に従ってください。あとは、全てエンターでインストールが終わるはずです。

後、インストール後なんですが、PCIのLanボードを利用しているときは問題ないのですが、Cバスのボードだと、IOアドレスの書き換えがたいてい必要となります。a:\lanman.dos\protocol.iniに書かれているIOアドレスは間違っています。いま使っているボードのものに書き換えてください。 ioaddress = 0x200 と記述されている行があると思います。IOアドレスの調べ方は、ボード付属の診断プログラム、またもしそのボードですでにLanでインターネットに接続されているのでしたら、パケットドライバが常駐するときにIOアドレスがいくつと言うと思います。これらを利用してください。 以上でインストールは終わりです。AT互換機のLanManagerもまったく同じようにできます。ただし、インストールの時は、DOSを英語モードにしてください。また、cdromが利用できる状態になっていると、うまく行きません。cdの設定をLanManagerより後に書けば良いのですが、最初のうちは、コメントアウトしておきましょう。結構LanManagerはメモリを消費しますので、これも最初は他のものをコメントアウトしておくのもよいでしょう。また、ときどきsmartdrvも悪さをすることもあるようです。また、config.sysのlastdriveもzなどにして余裕をもっておきましょう。

では、DOSパソコンを再起動させてください。Lanmanagerのメッセージが出てきていると思います。「コマンドは正常に終了しました。」と言うようなメッセージがでて、ちょっと黙ります。そして、「パスワード」と言って、パスワードを要求してきます。マイコンピュータの共有の設定のところでパスワードを利用しないにしてあれば、エンターでよいでしょう。またしばらく黙ります。そして、「サーバが見つかりません」とか、「ドメインにlogonできませんでした」と言われると思いますが、これは気にしなくてよいです。NT等でPDCと言うものを構築してないからです。いまは気にしないでください。a:\>等のプロンプトが出たら、次のように入力します。 a:\>net use n: \\katsuaki\work
 これで「コマンドは正常に終了しました」と出たら、n:には、Windowsのc:\workが繋がっているはずです。dir等で見てください。上のコマンドの\\katsuakiは、Windowsのコンピュータ名、識別情報で入力したものを書きます。ここだけは、\記号は2個です。注意してください。後の\workはお分かりですよね。また、n:はDOSのドライブ名です。Windowsのプリンタを共有したければ、
a:\>net use lpt1 \\katsuaki\canon
と入力します。\canonはWindowsでプリンタを共有するときに設定したプリンタ名です。 これで、DOSからプリンタが使えるようになるはずです。ただ、ちょっと大きな問題があります。vsuはプリンターポートを利用しています。lpt1がつまりvdm、grが利用しています。たとえvdmをgraph+f1でoffにしてもだめでした。軽々ボイスはシリアルなので、この場合はプリンタは問題なく動きました。印刷に利用しているソフトがlpt2等に対応していれば問題ないとは思いますが、この場合は、 net use lpt2 \\katsuaki\canon でよいでしょう。まだ試してないので分からないのですが、vsuの専用ボードを利用すればだいじょうぶではないかと思っています。  あと、これはたいしたことではないのですが、baseを利用して、Windows上の点字のファイルを読み書きするにはDOS側のドライブが連続してなければだめなようです。つまり、もともとDOSでは、dドライブまであった場合は、c:\workをe:に接続しなければなりません。 a:\>net use e: \\katsuaki\work と言うことです。

いま接続しているドライブ、プリンタを、はずすには
a:\>net use n: /d a:\>net use lpt1 /d
と入力します。  また、 a:\>net view \\katsuaki
と入力すると、共有できるディレクトリ名、プリンタ名が出てきます。今の場合は、workとcanonです。

UNIXとDOS/Windowsとのファイル、プリンタ共有

PC-UNIX系にSAMBAをインストールすることで、UNIXのディレクトリをDOS、Windowsから読み書きできます。このとき、DOSのLanManagerは、NETBUIではなく、TCP/IPをインストールして下さい。DOSからの利用方法は、上とまったく同じ感じでできます。 後は、UNIX上でSAMBAをどのように設定するかと言うことになってきます。ここで、SAMBAの設定などを書くと、 かなりたいへんになってしまいますので、説明は省略します。SAMBAや、UNIXをまず、ちょっと勉強して下さい。となってしまいます。 PC-UNIXや、SAMBAのことは、GOOGLEで検索をすれば、ほんとうに星の数ほどヒットします。また書籍や、UNIX系の雑誌には、かならず解説があります。

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web_kw@watakatsu.com 私はyahoo、hotmailおよびinfo@hogehogeと言うメールはサーバで拒否設定して有ります(やたらといたずらメールが多いので)。例えばyahoo.co.jp等は拒否 設定になっております。ybb.ne.jpはだいじょうぶです。 そのようなわけでして、もうしわけございませんが他のアドレスでメールを頂けるようお願いいたします。

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